Bits Archive: April 2006

April 6, 2006

サンフランシスコ、4月

珍しく今回のフライトでは着陸ルートをオークランド方向に取って、眼下にはアルカトラスや高層ビルが一望できました。これはサンフランシスコ空港の着陸指定滑走路がいつもとは違っていたためだと思います。それにしてもこのルートは滅多にないです。
4月はずっと雨続きです。というかここ1週間以上、サンフランシスコは雨ばかりだそうで、滞在中ずっと雨という天気は経験ありません。


さて、週末はHealdsbergに滞在していました。ほとんど聞かない地名かも知れませんが、僕としては好きな訪問地で、2年前にも来ました。Napaのやや奥に位置するワインカントリーです。Napaのように観光ずれしていないし、町は小さくて見るものもほとんどないのですが、息抜きには良いところで、モダンでくつろげる宿もあります。近くには知る人ぞ知るワイナリーが点在しており、街中でもいろいろテイスティングが楽しめます。Hotel Healdsbergのレストラン、Dry Creek Kitchenはリーズナブルで美味しい食事ができるし、ワインリストは壮観です。地元のワインなら持ち込みでも開栓料を取りません。
道路の混み具合にも依りますが、スムーズならサンフランシスコから車で1.5時間程度なので、観光も急ぎ足の日程から切り替えてこういう場所をめざすのを私はお奨めします。という私は遊んでいるわけではなく、ちゃんと仕事の中で動いています。残念ながら写真を撮る余裕はありませんでした。


今朝の現地朝刊によると、サンフランシスコ市では市内全域をWi-Fiネットワーク化して自宅でも公園などの屋外でもネット接続できるようにする計画が進められているそうで、現在6社が事業参加に名乗りを上げており、最有力はグーグルらしい。他にシスコとIBMを後ろ盾に非営利団体のSFメトロ・コネクトなどの名前が挙がっている。これはデジタル・ディバイド対策とのことですが、パソコンを持たざる層には恩恵とはなりませんね。


サンフランシスコ・クロニクルのビジネス欄です。




April 16, 2006

ドルビーが表参道ヒルズに進出!

これ、ほんとだよ。ゴールデンウィーク後、5月後半2週間の気になる出来事になる。
→ Dolby presents HD2 Emotion! つまり感動体験ということ。


まず場所の説明からしよう。表参道ヒルズの大階段を降りると、その裏に隠れるように遊びのスペースがある。小さいけどね。ここはamadana、KYOSHO、Quicksilverなどのショップが集まっていて、ちょっとした男のための趣味のフロアという趣になっている最下階のB3Fの話だ。これって、ビルの谷間にバスケットボールができる空き地があるような感じかな。さらにドルビー的に喩えれば、映画フィルムでコマ送りの穴と穴の間の何にも使われないデッドスペース。実はドルビーデジタル音声データはそこに置かれている。



今年はHD高精細エンタテインメントが注目される年になる。すでにHD DVDは発売が開始され、夏以降にはBlu-rayも市場に登場する。ドルビーはこれらの次世代ビデオディスクに究極のロスレスオーディオDolby TrueHDを提供している。オリジナルサウンドトラックの音質をスタジオクオリティのままディスクに記録できてしまう。だから家庭での鑑賞体験の質も大きく変わる。このイベントではTrueHDのデモはもちろん、HD DVDやBlu-rayも協賛いただく各社の努力で結集できそうだ。


デモ作品についても、質と楽しさの両方を満喫していただけるものを揃えている。表参道ヒルズなんだから、女の子たちにも「あっ!」と言わせたい。Avexも参加してもらえそうだし。詳細はホームページとこのブログサイトで逐次更新することになるが、映画、アニメ、音楽などをベストコンディションでお見せしようと思う。因みに再生AVシステムの構築にはオーディオ評論家の潮晴男氏にご協力をお願いした。コンセプトは上質感を活かしたブライベート・シネマをめざしている。これからの購入のヒントにしてほしい。(欲しくなるけど、高いぞ~!)


まだまださらに超ビッグな企画に発展させるべく調整中、HDでなければお見せできない驚きと感動を伝えたいと願っている。





April 23, 2006

アリダ・ヴァリ

日曜の朝刊にアリダ・ヴァリが亡くなったとの小さな記事が出ていました。「第三の男」で世界に知られるイタリアの女優ですが、僕にとってはむしろマルグリット・デュラス脚本で、戦争が人々に残す傷を静かに象徴的に語った映画「かくも長き不在」が今も記憶に鮮明です。




観た映画館の記憶はなぜかありません。写真は大学時代に買ったガリマール書店の脚本です。多分高校生の頃に広島で見たと思うのは、アリダ・ヴァリとジョルジュ・ウィルソンがダンスをするシーンで"Il y a trois petites notes de musique..."と流れるシャンソンをもう一度聞きたくて、文化放送のラジオ番組にリクエストハガキを書いたら採用されて、あれは「三つの小さな音符」という曲ですよと教えてもらい、コラ・ヴォケールの歌声が聞けたという個人的にうれしいシチュエーションがあったから。あの時のパーソナリティは帆足さんだったかなあ??


61年のパルム・ドール受賞作でもあり、今も観てもらいたいと思う作品のひとつですが、「シベールの日曜日」とか「かくも長き不在」はDVDになっていないようなので、僕は衛星放送録画をディスクに焼いて大事にコレクションしています。1月には監督のアンリ・コルピも他界しました。そんなわけでふと過去に想いを馳せる日曜日でした。





April 23, 2006

ROCKETBOOM

ブログを始めた10月に、「目指すは5.1ビデオカメラをかついでVLOGだ」とわめいていたのをまだ憶えていてくださる方もいらっしゃいますか?あの時、ビデオブログのコンセプトで巷を探し回って行き着いたサイトがRocketboomでした。あれから特に何も進展していない僕にとっては今もこのサイトはお手本、頑張ってますねえ~。
その4月5日号にうれしいショットを発見。アマンダさんの胸に注目!!

© ROCKETBOOM

Tシャツにくっきりと、DOLBY TrueHDのマークが見えてます!!!!!
届けたTシャツをちゃんと着てくれてアリガトー。


http://www.rocketboom.com/vlog/archives/2006/04/rb_06_apr_05_1.html


ここの動画はワイド画面だし、画質もきれいです。かわいい彼女だけが人気の秘密ではありません。ほんとは表参道ヒルズのイベントに向けてこちらも負けないものを作りたいのは山々ですが、なにしろ綱渡りの連続でちょっと余裕はなさそうです。いろいろこれから書くことになると思いますが・・・




<2005年10月に戻る>

<2005年11月に戻る>

<2005年12月に戻る>

<2006年1月に戻る>

<2006年2月に戻る>

<2006年3月に戻る>

続きのブログ

<2006年5月>

さらに続く・・・